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ウリエED感想まとめ

だんでび

ネタバレを含みます。今あるのはアクマ2・ヒト2

 

アクマ2

リンドが可哀想度:★★★★★

 

 このエンド大好きです……まともに感想書ける気がしない……。相変わらず彼のお話はお伽噺チックですね。これはちょっと寓話的かも。「今までたくさんの女性を裏切ってきた彼が、だれか一人と幸せになるなんて許されなかったのでした」って感じ。共通ルートでリツカちゃんにも魔力使いまくりでお人形にしちゃってたし、なんならヒトルートでは首絞めてたからね。直接暴力振るってきたのこいつくらいじゃね?と思ったけどローエンとシキも暴力に近いことしてたっけ。お前らは冷酷(笑)なレム様を見習え。

 指きり忘れられてちょっとショック受けてるウリエさん本当にかわいいよ。あと素の反応が子供っぽいところもかわいい。いやもう、声優さんって凄い。この一言に尽きますね。ウリエがかっこつけてないときの声、感情的で子供っぽく聞こえるんですよね。イラっとしたときがわかりやすい。普段はかっこつけて飄々としていて、わかりやすいようで読みにくい印象なのに。そこがすっごく彼らしくて、叫ぶ部分も最高でした。ありがとう近藤隆。ありがとう世界。

 記憶を取り戻すよすがに、彼女の家を選ぶのが切なくていいですよね。家族に複雑な感情を持っている彼が希望を託したのが、家。システム的に言うと好感度が足りてないので、イマイチ自分に自信が持てなかったんでしょうか。それにしてもリンドがかわいそう。妹がアクマの手に渡り、全ての記憶を失い、家の前まで来てたのに気付かず、自分のあずかり知らぬところで死ぬ。納得の★5です。

 リツカの最期の台詞がもう、本当に大好きです。なんにも見えない、ウリエさんはどこにいるの。心配して探しているだろうから、早く行かなきゃ。そうやって、最期の瞬間まで、彼女はウリエを心配して会いたいと願って……もう……神様なんとかしてよ……。こんな聖母みたいな女の子がこんな恐ろしい目にあう世界なんて、僕は認めないぃっ!(cv.近藤隆)

 「……たくさん、褒めてよ」←あああああああ;;;;; ウリエは随所に子供っぽい態度や台詞が散りばめられていて苦しくなります……。しっかし愛を知った彼はどこまでも諦めが悪くしぶとくなりますね。彼本来の子供っぽさや我侭さが前に出てくるのかな、やっぱりリツカちゃんはママだった。

 ネスタを倒してリツカの隣で死んでいく、ハッピーエンド!みたいな演出してますが、ネスタは心臓移し替えてるから、これじゃ死なないんですよね……。後味悪いなぁ、レム達も無事ではないだろうし、抗う二人は何も変えられず死んでいく。ウリエは誰よりも愛を信じていて、フェアリーテイルみたいに、愛の力は世界を変えると信じていたかった人なんだと思います。だからこそ、この結末は、彼にとって何よりも望まないものだったんじゃないかな。愛なんかじゃなんにも変えられないと、叩きつけるようなエンディング。王子様のキスじゃお姫様は目覚めないし、硝子の靴だけじゃシンデレラは見つからない。それを理解しつつも、本当の愛なら、あるいは、と期待してしまう。現実は、ネスタに爪をぶっさされて死の間際にお姫様の魔法が解けるという最悪のパターンだったね。

  愛してあげる、べったべたに甘やかしてあげる、と彼は何度も言いますが、たぶん、そうして欲しかったのは彼自身だったんだろうなぁ。無条件に傍にいて、愛して甘やかしてほしかった。彼が誰かにしてあげる事は、してほしかった事なんでしょう。そう思って振り返ってみると、本当にかわいい人です。

 もしかしたら記憶を取り戻してくれるかもしれないし、そうじゃなくても隣にいてくれるだけで幸せだ。どうであろうとこれから一緒に魔界で暮らすことができるなんて、愛した人と家族になれるなんて、幸福だ、と絶望の中で一筋の光を見つけたのに、それすら途絶えてしまう。二人で生きたかったなぁ、という思いが、あんまりにも悲しくて辛くて……。魔法が解けて、灰かぶりに戻ったシンデレラと。グリモワールを失った、ただの女の子のリツカと。ウリエにとっては特別なお姫様なリツカと。二人で、生きたかったよね。どうぞアクマ1で幸せな結婚生活をエンジョイしてくれ……。

 

ヒト2

リンドが可哀想度:★★★★★★★

 

 このエンドも大好きです……。これもまともな感想が書けなさそう……。なんというか、眠り姫でしたね。シーン回想の解説文?の部分が卑怯です、泣かせにきます。寂しがりなあの人のそばにいてあげるために、自ら眠り続けることを選ぶリツカちゃん。どうやら私は「ヒロインが積極的に(それが茨の道か、死であろうとも)相手の隣を選ぶ」エンドが好きなようです。ウリエアクマ2しかりメィジアクマ2しかり……。

 リンドが可哀想度は5段階評価で★7にしてみました。限界突破おめでとう!眠り続けるということは、自分で食事もとれず、排泄行為もできず、寝たきりの生活になるということでしょう。そのまま放置していれば、餓死してしまいますし、栄養摂取できたとしても、呼吸する為の筋肉が衰えていき、いずれ死に至ります。生かすためには、病院に連れて行って生命維持装置を付けてもらうことになるでしょう。彼の事ですから、そういった手段をとってでもリツカを生かすのではないでしょうか。そうなると、彼は毎日眠り続けるリツカをその目に入れ、後悔し続けることになるのではないかと思います。あの時俺がもっとしっかりしていれば、こんなことにはならなかったのではないか、と。毎日毎日、己の間違いを見せつけられる。一生涯、悔やみ続け、恨み続け、高い医療費を払い続けるのでしょう。かわいそう……ある意味では幸せなのかもしれませんが……。

 死を覚悟した上で、というか、命を賭してレム達のもとへ赴き時間稼ぎに戦うウリエが印象的でした。彼女の未来の為に、リツカに幸せになってほしくて、目が覚めて絶望しても何度だって立ち上がってね、と口にして、リツカを眠らせてその場を去るウリエ。死んでしまうのだろう、とわかっていたんでしょうね。実際に瀕死の重傷を負った彼は、自分の死に場所はリツカの隣がいい、と戻ってきます。幸せになってと願いながらも、忘れられたくない、彼の我侭さが見えるような気がします。起きた時に愛しい人の死体が転がってたら、相手はどうなるかくらい、わかってるはずなんです。それこそロミオとジュリエットのような悲劇だって起こり得る。リツカなら大丈夫だと信じていたのもあるとは思いますが、彼の場合、甘えたかったんだろうなぁ、と。「僕、頑張っただろう?」ですしね……。かわいい人です。

 「まだだよ、リツカ……。」の言い方最高じゃないですか?ありがとう近藤隆。ありがとう世界。あと「なんでもいい、誰でもいい、僕にあと少しだけ時間をください」「僕のすべてをあげるから」は声優さんの演技でその切実さが伝わってきて、台詞の良さと相乗効果で素晴らしいものになってるように思います。彼の台詞では、全部あげる、が印象的です。女の子が言ってる事の方が多いですよね、この台詞。

 魔法使いは、世界で一番の幼馴染を羨んで、彼を出し抜く為に白雪姫に毒りんごをわたす。そうして愛を知らずに育った貴族の青年は、愛されて育ったラプンツェルの住む塔にまんまと忍び込み、本当の恋と愛を知った。0時の鐘まではと懇願するシンデレラなウリエと、ウリエの夢を見続けたいと願う眠り姫なリツカ。ウリエは、魔法使いにはなれても、王子様にはなれませんでした。王子様になる前に、命を散らしてしまったから。王子様も悪役もいなくなって、お姫様は普通の女の子に戻りました。ただの女の子のリツカは、王子様がキスをしてくれないから、ずっと眠ったまま。彼女にとっての王子様は、夢の中にしか、もういないのです。ただの女の子のリツカはこの先ずっと、ウリエにとってのお姫様として、眠り続けるのでした。

 つらい……めっちゃつらい……。でも、このエンドがあるからこそ、ヒト1アクマ1が生きますね……。っていうかウリエが死んでしまったことを寝たまま察知するリツカちゃんエスパーかよ……。愛の力をそんな所で発揮しないで……。

 外へ出してあげるために、「さぁ、自由におなり」と籠の扉をあけたのに、出て行こうとしない蝶。悪魔の魔力よりも、愛の方が呪いめいていて、縛り付け絡め取る。そんな感じのお話でした。うーん、荒ぶってポエミーな感想になってしまった……。

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